日本語english

2014TEDxSaku Event Reportイベントレポート

TEDxSakuイベントレポート!(2)下平千夏『β -余剰の力-』 2014:07:23:10:04:00

当日、コスモホールの外にはこんな展示がありました。


b2.jpg


これは、以前こちらで詳しくご紹介させていただいた、下平千夏さんの『β -余剰の力-』という作品で、ご自宅にあったヤギの畜舎の廃材と金具からできています。


様々な分子のクラスター構造である強固な正二十面体が、エネルギーの放散のごとく、「美しく瓦解」する状態を視覚化することを試みたのが本作品だそうです。下平さんからは「クラスターが崩壊していく一瞬を切りとった景色というかんじです。 自由エネルギーとか、分子の崩壊とか、ミクロの世界からインスピレーションを得て私達のスケールに置き換えたものです。」という言葉をいただきました。


下平さんは、昨年東京から出身地である駒ヶ根に活動拠点を移した現代美術作家。木、鈴、ボンドなど身近な素材を使って作品を制作しています。私も以前新聞か何かで輪ゴムを会場全体に張った作品を見たことがあり、「面白い作家さんがいるなあ!」と思っていたのですが、まさかこんな形でご本人と作品に対面できるとは!

その制作設置の様子をちょっとだけ公開しますよ...

10510195_743860879000094_1194156897_n.jpg

下平さんは作品の素材を軽トラに積み込み、イベント前日である5月10日にコスモホールまで来てくださいました。


m.jpg

制作途中の様子。これだけでもすごい存在感です。


n.jpg

廃材の繋ぎ目はこんな感じだったんですね!


DSC01301.JPG

完成後、開場時間まではカラーコーンでがっちりガード。


10477930_10152215193995017_1493249583_n.jpg

完成した作品と下平さん。


樋口個人の話で申し訳ないのですが、現代美術について論じられたものを読んだりすると難しく感じられることも多くって、「自分には理解できないのかも...」と距離を置いてしまった時期があったんです。でも下平さんの作品と対面したときに、言葉に変換できないしする必要もないようなパワーがガツーンと伝わってきて、「やっぱりアートって面白いなあ、生で見ないとダメだなあ」と再確認することができました。それが自分の中ではすごく大きな収穫で、下平さんにはとても感謝しています。下平さん、貴重な体験をありがとうございました!


そして、8月には小諸市の salon de vert で開催されるグループ展「ハクリビヨリ2014」にも参加するそう。また生の作品と対面する機会があるなんて嬉しい!緑がいっぱいの気持ち良さそうな場所なので、娘と一緒に行ってみたいです。(文:樋口千春)