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Open the Box 2015:05:29:22:45:44

文章の長い座光寺です。
先日のTEDxKobeパブリックビューイングにお越しくださった皆様、ありがとうございました。実際にTEDxの会場で参加するのはもちろん素晴らしい体験ですが、ライブ配信を見るのもまた違った面白さがありました。
同時に、昨年のTEDxSakuでの高揚感を思い出し、次のTEDxSaku開催にむけて、身が引き締まる思いでした。


さて、TEDxSakuは、昨日5月28日に2015年の開催に向けてキックオフミーティングを行い、スタートを切りました。


開催概要については、改めて告知させていただこうと思っていますが、今年もスピーカーオーディションを予定しておりますことを、ここでご報告させていただきます。昨年のオーディションの経験から、私達の知らない、まだ光が当たっていないけれども広める価値のあるアイディアが、沢山眠っているはずだと感じています。今年はより長くオーディションの応募期間をとり、じっくりと様々なアイディアに触れ、オーディションからのアイディアを大事にしていきたいと考えております。こちらでも、スピーカーの募集を大きくとりあげいきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


      ***


今回のテーマは「Open the Box」
箱を開けよう、です。


このテーマに至った私の想いを少し、お話させてください。

私事ではありますが、今年の2月に、第三子を出産しました。
はるか、といいます。
はるかは、お腹の中にいる時から小さく、弱い赤ちゃんでした。なんとか無事に産声をあげたのもつかの間、上手に息ができなくなったり、身体のあちこちが普通の人より弱かったりして、いろいろな検査や治療を受けてきました。はるかは、おそらくこれから先もきっと、たくさんの助けを受けながら成長していくことになると思います。
当初、はるかが人よりも弱く生まれたことについて、様々な複雑な(主にネガティブな)感情が生まれました。しかしだんだんと段階を経て、新しい感覚が芽生えてきたことに気がつきました。

それは、例えるなら引越後の段ボールの整理を延ばし延ばしにしてきたけれど、開けるべきタイミングが来てその中の一つの箱を開け、その中身と向き合っているかのような、そんな感覚でした。人生を送る自分の部屋の中を整理しているような不思議な感覚でした。それはむしろ、とてもポジティブな感情を伴っていました。


以下、私の日記から少し抜粋させてください。

<はるかDay 20日>
人生は、臭い、面倒くさい、と蓋をしておいた箱を、一つずつ開いて、整理していく作業みたいだ。「死」というゴールに向けて、すっきりさせながら、「生」と向き合っていく。死ぬときには蓋をした箱は全部すっきり整理され、気持よくこの世を去れるだろうか。障害を持つ人に対する自分の中の思いとか、身体的・精神的に弱い人への見方、格差とか政治とか、考えると手に負えなくなったり、自分が苦しくなるトピックスは、考えないことにして蓋をしてきた。はるかの誕生で、知り、学び、考えざるを得なくなった。


もしかしたら、「死」に向かっていく過程で、必要があれば、蓋を閉めるということも人生なのかもしれない。自分の興味がどうしたって偏って向いてしまう対象にあえてフタをすること(感動できるものや美しいものや美味しいもの、社会的満足・・・)今絶対的に向き合うべき「生きる!」という重責を前に価値観が大きく変化しようとしている。


蓋を開けたり、時には閉めたりして、不明なものを明らかに、不要なものを排除して、人生観を少しずつ整理しながら私は今日も生き、やがて迎える「死」をよりよいものにするための準備をしている。


TEDxSakuをはじめてやった時、子どもとの生き方、夫婦での生き方、社会の中での生き方、考えたらとても労力がかかるし面倒だからと今まで蓋をしておいたことと敢えて向き合い、そのことで様々な気付きや発見がありました。
はるかの誕生もまた、人生の節目節目で、ひとつづつ蓋を開けるということが人生をより豊かにしてくれるということを気付かせてくれました。はるかは、まぎれもなく、私達家族にとって宝物なのでした。


キックオフミーティングでは、皆にとっての「箱」の話を聞きました。そのイメージは人によって様々なものでした。見て見ぬふりをしてきた箱を思い浮かべた人、箱の大きさによって区別していた人、あえて沢山の箱を開けないようにしてきた人、箱の外にはみ出たものに憧れを抱いた人、まだ見ぬ未知の箱を開ける高揚感を思い浮かべた人。玉手箱、宝箱、ゴミ箱、びっくり箱、秘密の箱、アクリルケース...


人生の中には、様々なタイミングで、様々な場所で、様々な大きさの、様々な形の箱が転がっていて、それを一つ一つ開けて確認し、整理していくことが、よりよい人生をおくり、やがて死を迎えるときにすっきり死んでいくことに繋がるのではないでしょうか。


20150529投稿画像.jpg


  Open the Box

あなたの、見て見ぬふりをしてきた箱は、何ですか?
あなたの、開けてみたい未知の箱は、何ですか?
勇気を出して、閉じていた箱の蓋を、あるいは未知の箱の蓋を、この機会にひとつ、開けてみませんか。


2015年5月29日
TEDxSaku Organizer
座光寺るい

TEDxKobe Public Viewing開催のお知らせ 2015:05:22:21:56:33

TEDxKobe PV.jpg

●5/24(日)11:00開演、18:00終了
●参加無料
●南牧村 座光寺宅
(非営利スペース / 20人程度まで入場可能です)
(国道沿い/村役場となり/ライポくんを目印にどうぞ)
(駐車場は南牧村役場をご利用頂けます)
●主催:TEDxSaku


TEDxKobeを観ながらワイワイする会を開催いたします。
TEDxKobeは、神戸で初開催 登壇者10名のTEDx。
テーマは「Dive into Diversity」
TEDxSakuオーガナイザー座光寺るい宅にて、
ライブで観るからこそのワクワク感と時間と空間を共有しませんか?


【参加したい方は】
FBページのイベントで参加をポチッとしてください。
子連れの方は子どもの年と人数をお知らせください。
20人程度までのスペースですのでご協力をお願いいたします。


【参加時間について】
途中参加OK、途中帰宅OK、ご都合に合わせての参加OK
もちろん座光寺もいます。(多分)


【ごはんについて】
持参OKですが、南牧なのですぐ近くにはコンビニはありません。
小海か野辺山になりますので、軽い峠越えが必要となります。
徒歩圏内にストローハット・やま食堂があります。
飲み水はきっと座光寺家が分けてくれます。


【その他】
手みやげは不要です。
ライポくんは長野県の鳥・雷鳥をモチーフにした長野県警のキャラクターです。
右上は「我が家にあった神戸」横尾忠則の作品集です。

TEDxKobe
TEDxKobe Facebook

次回TEDxSaku開催のご報告 2015:05:11:23:01:58

大変ご無沙汰しています。TEDxSaku代表の座光寺るいです。
昨年の5月11日にTEDxSakuを開催して、早1年となりました。
開催にあたって、多くの皆様の深いご理解と、多大なるご協力を頂けましたこと、改めて心よりお礼申し上げます。


あれから1年、スピーカーの皆様それぞれがますますのご活躍をされていらっしゃいます。またTEDxSakuに関わってくださった皆様の"Power of community"がいろいろなところで形となっている様子を耳にし、心から嬉しく思います。


一方昨年スタッフをしたメンバーは、私を含め3名が出産し、2名が結婚し、5名が新しい仕事を始めました。1名はザンビアに旅立ち、1名は福岡に移住しました。様々な変化を目の当たりにして、時間の重みを感じる1年間となりました。
 また昨年5月11日以降も、TEDxSakuとして他のTEDxコミュニティとの交流を続けております。先日5月3日にはTEDxMatsumotoが開催され、長野県内でもTEDxコミュニティが広がりつつあることも嬉しく思います。


さて、次回のTEDxSakuについて、ご報告がなかなか出来ず、心苦しく思っておりましたが、次期開催のライセンスを3月7日に取得し、この5月より開催に向けて始動しましたことを、ご報告させていただきます。開催日程や場所含め開催概要についてはまだ未確定な部分が多いのですが、準備が整い次第、順次情報公開していきたいと思います。


今度のTEDxSakuは、1回目とはまた違った形を模索しながら作っていきたいと思っています。
運営方法も含め、テーマや開催にあたって関わる人たちの思いやその化学反応も、ここからまた新たに始まる未知なるストーリーに、私自身も胸をふくらませています。昨年のTEDxSakuとは一味違った、TEDxSaku 2ndを、どうぞよろしくお願いいたします。

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2015年5月11日
TEDxSaku Organizer
Rui Zakoji

解散 2014:08:16:13:09:17

【解散】

ご無沙汰しております。座光寺るいです。
お盆の時期を、皆様どうお過ごしでしょうか。
長野はお盆といえども朝晩は涼しい風がふき、早くも秋の足音がうっすらと感じられます。


私はというと、「ボク、ずーっとあのお空を見てたんだよ」と4歳になったばかりの息子が、今朝4時半に窓を指さしたお陰で、ちょうど一年前の朝と同じように、朝から空を眺めておりました。東の山から顔を出した太陽が、空を美しいピンク色に染めていて、とても幸せな気持ちになりました。
TEDxSakuのライセンスがおりたのが、ちょうど1年前の今日、8月15日でした。明け方の布団の中で承認のメールを読み、寝ぼけた頭で、しかし、よしやるかと気合を入れたのを覚えています。


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初めてのTEDxSakuが5月11日に終わって、早いもので3ヶ月が過ぎました。まだまだ事後処理が整理しきれず、アタフタしておりますが、それぞれのスタッフがTEDxSaku前後の慌ただしかった時期を終えて、それぞれの生活に戻っています。

漠然としていますが、「地に足がついたものにしたい」という感覚を持ってTEDxをSakuで開催することを目指しました。
TEDxSakuに関わってくださった多くの人が、TEDxSakuを経たからと言って、浮かれることなく、しかし確実に何かを得た上で、いつもの生活に戻り、家族や友人たちと過ごしていること、そういう感覚をきちんと持つことが、とても大事なことだと私自身は考えています。

昨年ライセンスを得てから、いろんな回り道をして、多くの仲間を得て、沢山の方々に支えられ、5月の開催にこぎつけられたこと、この一年で得たもの、感じたもの、学んだことは数知れません。そして改めて、多くのご協力いただいた皆様、ご理解を頂いた皆様には、心より御礼申し上げます。

*

これから何を目指すのか、TEDxSakuはどこに向かうのがいいのか、いろんな方にいろんなご意見を頂き、私も5月11日を終えてから、考えていました。そもそも、何かを「目指す」ことが果たして正しいのか。

中学高校の恩師の先生が教えてくれたことを、大人になってからいくつも実感を伴って思い出していますが、彼女に教わったことのうちの一つを、最近強く意識して思い出します。

時代の中で、社会の大きな流れが右に向かっている時は、真実(中心)を主張する人は左の端の異端児になり、左に流れている時は、真実を主張する人は右の端の異端児になる。大きな流れがある中でも、きちんと真実を見極め、例え少数派になってでも、足をそこに据え続けることが、どんなに尊いことか、ということ。

そんなことを、中学生の頃だったか、先生はある授業の中で教えてくれました。
TEDxSakuを終え、世界を見渡して、自分の回りを見渡して、そして次のステップをより具体的に想像した時、先生の言葉が、強く思い出されてきたのです。

私は流されていないか、社会通念や社会常識や、流行りのカタカナ言葉に踊らされていないか。立ち位置はどこだ、真実はどこだ、そういう気持ちで、右端だろうが左端だろうが真実がある場所に杭を打ちたい、自分の感覚を信じて生きたい。そう強く思うようになりました。

次回のTEDxSakuを行うにあたって、初回のTEDxSakuの二番煎じにはしたくない。TEDxは、義務にかられてやるものでもないし、かならずやり続けなければいけないようなものでもありません。仕事や家庭や地域生活があって、それをより良くするためのエッセンスだと思っています。TEDxをこの地で実現していくためには、TEDxに求められているものがあってこそです。
この先ずっとTEDxSakuが永遠につづくかどうかはわかりません。

次を実現するのであれば、またイチから丁寧に作り上げていきたいと考えています。今年の5月11日に実現したものを、真似て作ることも、目指すこともせず、今、この場所で、この時に、何に光を当てるべきか、どんなカタチで発信すべきか、改めて固めて行きたいと考えています。

そこで、ライセンスを得てからちょうど一年の本日をもって、自分の感覚をこんなに理解してくれる人達、考え方をぶつけ合える人たちに沢山出会えた2014年のTEDxSakuコミュニティに感謝しつつ、今回のTEDxSakuスタッフは解散をしたいと思います。

解散といっても、一度構築された大事なつながりですので、きっとこれからもいろいろなところでつながり、広がりを見せていくでしょう。私にとっても、今回スタッフの皆さんと一緒に活動できたことで、かけがえのない大事な仲間ができました。これだけ沢山の人と一緒に一つのことに向かい、信頼関係を構築できたことは、これ以上ない財産です。

今回関わってくれた仲間も、もしかしたら来年も関わってくれることになるかもしれません。ただし、ライフステージが変化する人もいるでしょう、TEDxSakuでの経験を通じて、あるいはまったく別のきっかけで、自分の生き方を見つめなおしたい人もいるでしょう。TEDxSakuを通じて得たものも感じたものも様々であるはずです。TEDxSakuを一度終えた今のタイミングで解散をして、スタッフそれぞれの考えや、思いや、人生を、尊重したいと思っています。

なお、今回のTEDxSakuの後処理として残っているいくつかのタスクについては、完了次第、皆様にお知らせをしていきたいと思っておりますので、引き続きどうぞよろしくお願い致します。
さしあたり、TEDxSakuに関わってくれたスタッフのクレジットの更新作業を完了しました。
Organizersのページより御覧ください。


*

最後に、来年に向けての、私の思いを少しだけ。

「麦畑」というお話をご存知ですか?
私が小学生の時に、国語の教科書に載っていたアリソン・アトリー作の物語です。物語全体を通じて、穏やかで、ゆったりとした調子で、よく言えば平和な、悪く言えば平坦で単調なお話。でも、私はこのお話がとても好きでした。何度も何度も大きな声で朗読していたので、手元にもう当時の教科書はありませんが、一番好きだったフレーズは未だにするすると出てきます。

 お月さんのランプにお星さんの蝋燭
 夜ごとはるばる彷徨うおいら

主人公は、臆病で昼間はひっそりと隠れるように暮らしているハリネズミ。彼は麦の穂が伸びるところを見る為に夜道を歩いていて、年老いて走り回ることができなくなってしまった野うさぎと、一人ずぶぬれで暮らしているカワネズミに出会い、麦畑に共にゆくことにします。
途中通りかかった自動車は恐ろしくて、しかもそのライトはまぶしすぎて目が痛いけれど、お月さんのランプとお星さんの蝋燭は、優しく彼らを導いてくれる、そんな3匹の思いが、上の2行のような歌になって口ずさまれます。
普段はひっそりと暮らしている3匹が出会い、歌いながら月夜の下を麦畑まで歩き、小麦たちがそよそよと風になびき、穂と穂がこすれあう、喜びの囁きをきくのです。そして三匹はその美しい麦畑を前に言います。
「麦がゆれるのを眺めて、この音を聞く。それだけでいいんだよ」

またしても漠然としていますが、そんなふうに3匹に思わせる麦畑のようなTEDxをしてみたいと、私は考えています。
猛スピードで走る自動車も、ぎらぎらと照らすライトもいらない、月のランプと、星の蝋燭に照らされて、静かに、誇り高く、喜びを囁き合う麦畑のような、そしてそれを肩を寄せあって静かに眺めるような、そんなTEDxを。

来年のTEDxについては、まだまだ構想段階です。
次回のTEDxSakuについては、準備が整い次第、少しずつ情報を発信していきたいと考えています。

ひとまず、今回のTEDxSakuにスタッフとして関わってくださった皆さん、お疲れ様でした。そして、こころから、ありがとう。

2014年8月15日
TEDxSaku 代表  座光寺 るい


TEDxSakuを応援していただいた皆様 2014:05:12:14:01:46

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TEDxSakuを応援していただき、ありがとうございます。
昨年5月にTEDにライセンスを申請してからちょうど約1年、8月にライセンスを得て9月末に初めてのMTGをしてから約8ヶ月、多くの皆様のご理解とご協力を得て、無事開催する事が出来ました。


パートナーとしてご理解とご支援を下さった皆様、スピーカーとして長期間にわたってご準備くださった皆様、オーディエンスとして当日TEDxSakuを一緒に作り上げてくださった皆様、TEDxSakuを応援していただいた皆様全てに、心より感謝を申し上げます。皆様のご協力により、素晴らしい時間を過ごすことができました。


次回のTEDxSakuイベントがどのようになるのかまだ未定ですが、今後も良い形で関わりを持てることを楽しみにしております。
どうぞよろしくお願いいたします。


また、スピーカーの皆様のトークは、編集が終わり次第公開する予定です。公開しましたら改めて公式サイト、Facebook、Twitterでお知らせいたしますので、ぜひご覧くださいませ。


TEDxSaku
代表 座光寺るい

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